2016/09/01

ちょっといっぷく・・・【 進化している樽生ビール 】

『 樽生ビールは瓶ビールや缶ビールとは違い旨いよなぁ 』


という印象をお持ちの方、大変多いことと思います


確かに飲食店さんなどで飲む樽生ビール、美味しいですよね、うなずけます、私も(笑)


私は家業がお酒屋さんでしたので、樽生ビールといえば


木の樽に入っためちゃめちゃ重たい、まさに”樽”に入ったビールを思い出します


その当時は気軽に飲食店さんなどで飲めるものではなかったはずで


気軽に機械式のビールサーバーが普及したのはこの2,30年のこと


以前は冬になったらビールサーバーを使用しないお店もありましたね


それが今では通年利用は当たり前だし、飲食店のみならず小さな飲み屋さんでも見かけます


ビールサーバーの普及が進み、誰でも気軽に樽生ビールが楽しめるようになりました


ご自宅では味わえない『スペシャル感』がビールの味わいに加わることで


瓶ビールや缶ビールとの味わいの違いを感じさせてくれているんでしょうね


こんな風に、樽生ビールが当たり前の時代になってきたからでしょうか、


ビールメーカー各社も、樽生ビールというジャンルからも様々な新たな展開を試み


業務用利用のお客様を通じて消費者への提供する量、機会を増やすように頑張っていますね


メーカーさんの戦略対決は、消費者にとってはいろんなバリエーションの樽生ビールを


楽しめる機会が増えるわけですから、実に嬉しい状況になるのでしょうね


 

そんな実際の例と先月末、偶然に出くわしたのでパチリしてみました


注ぐところまでありがたいことにパチリさせていただきました(ありがとうございました!)


『パーフェクト クラシック』 というサッポロビールさんの樽生新戦略なんだそうです


初期型のビールサーバーは一つのコックを手前に倒してビール、奥に押して泡が出てました


それが、次にビールの口が二つのものが登場し、片方はビール、もう片方が泡という形に


今度サーバーの注ぎ口よく見ると、注ぎ口は一つ、ただ手前の黒い部分から泡が


それも泡が下に出るのではなく横に向けて出ているの、わかりますか?

 

風味を閉じ込める役目をなす、このクリーミーな泡の存在


結構日本の樽生ビールにとっては大切な存在なんです


それを今までビールの次にふたをするように上から乗せていたのですが、


今回のこの機械、ソフトクリームのようにらせん状に回しいれるようにしています


実際に飲んで見ると、何に比べてというコメントはさすがに難しいですが、


非常に泡はクリーミーで滑らか、そして口に入るビールはホップの爽やかな香りと苦味が


鼻の奥をくすぐってくれるかのように心地いい風味が駆け抜けていく感じでした


味わいは、クラシックらしいコクと切れ味はそのまま、いや一層メリハリがついた印象


ただ、恥ずかしい話、1杯目を提供していただいたにも関わらず、


他の話をしていて気がついたときには泡がなくなっちゃったんですよね(恥)


今回は偶然にもサッポロビールさんでしたが、


もちろん他の各社さんも様々な樽生ビールからの消費者訴求対策を展開していらっしゃいます


提供している飲食店さんは、メーカーさんと一緒に美味しく飲んでいただける努力をしています


ですから、ご家庭、ご自宅では中々味わえない美味しさが楽しめるんです


ご自宅で飲むビールの美味しさもありますが、ご自宅では味わえないビールの美味しさもあります


『美味しい秋』の味覚の一つの中に、飲食店さんでしか味わえない樽生ビールも


是非加えてみてはいかがですか?・・・今年の秋は楽しい秋になりそうだと思いませんか?(笑)