商売をしていると、1年通じて忙しいということはありません
落ち込む時も、盛り上がる時もあります
特に、『二八(にっぱち)』は売り上げが落ち込むと言われます
文字通り、2月、8月という意味で、『二八(にっぱち)』というんです
ご存知でしたか?
なんでこの月なのか・・・落ち着いて考えればわかるでしょうが
2月は、師走12月と新年1月という大きな消費をする月の翌月という意味もあり
尚且つ、他の月よりも当然に日数が少ないからと言われています
8月は、お盆が真ん中にあり、暑さとお休みのために消費が落ち込むと言われています
現代に照らしても、御歳暮需要だって、その前の月までで完結しますし、
帰省や旅行の予定だって、事前予約をして8月にお金を使うといえば、
お祭り需要がほとんどで、お盆を過ぎると全体の消費量がガクンと落ち込みます
こんな理由から、2月と8月は一般的な商売は閑散期と言われているんです
これはお酒の世界でも同じなんですが、実はお酒の消費者にとっても肝心な月と言われています
2月、8月は、肝臓の疲れがピークの月と言われています
理由は前述のことを考えればなんとなくわかりますよね?
2月は12月、1月と飲む機会が多く、内臓がつかれているところへ寒さがピークになります
疲れがたまり、空気が乾燥して風邪を引きやすい状況が整う、それが2月だそうです
どっと疲れが出て、寝込んだり、風邪をこじらせたり・・・なんて人が2月は多いそうです
8月も、それまで徐々に暑くなって、冷たい飲み物や食べ物で涼を楽しむがばかりに
内臓は冷えで疲れてしまい、お盆やお祭り、イベントや帰省など、イレギュラーな行事が
続くことで体調を崩しやすいと言われています
消費の増減と、体調の良し悪しは何気なく考えてみても、そう無関係とは言えないように感じます
体調が優れないと、お酒だって飲む気にはなりませんよね?
体調がバッチリだと、お酒だって楽しみになりますし、飲みたいと思いますよね?
『二八(にっぱち)』は商売の浮き沈みの関係のある月であるというばかりじゃありません
体調管理のために、実は一番気にしながら過ごしたい月でもあるんです
つまり、『二八』を元気に過ごせれば、
1年は健やかに過ごせて、お酒も美味しいということなんでしょうね!
是非、『二八』、他の月よりちょっとだけで結構ですので気を付けてお過ごし下さいね!